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インプラント治療は、歯の欠損に対する治療法の一つ。残っている歯に負担をかけず、メンテナンスやケアを行えば長持ちする点がメリットです。しかし、何らかのトラブルが生じて修理などができないときには、インプラントを撤去しなければならないケースもあります。
インプラントの撤去施術は、あごの骨からインプラント本体(人工歯根)を取り外すことによって行われます。
インプラントの撤去施術には、保険適用になる場合とならない場合があります。保険適用になるのは、インプラント治療を受けたところ以外のクリニックで撤去する場合です。一方、治療を受けたところで撤去もしてもらうと、保険適用外になる可能性があります。
骨が減っていてインプラントの埋め込みが緩んでいるときは、歯茎を切開し、骨を削らず撤去。インプラントが骨に定着しているときには、歯茎を切って骨を削ってから撤去します。
インプラント手術をした後、まれに下あごにしびれや麻痺が起きることがあります。通常は数日でおさまりますが、おさまらない場合には神経を傷つけている可能性がありますので、インプラントの撤去が必要になるかもしれません。
インプラントの材料であるチタンは、空気に触れるとすぐに酸化して表面に酸化被膜を作ります。この酸化被膜によって、金属アレルギーを防ぐことが可能です。それでも全員が金属アレルギーを起こさないとは言い切れないため、もしも金属アレルギーを起こした場合はクリニックに相談するとよいでしょう。
インプラント手術の後に細菌感染が起こると、腫れや痛みを感じることがあります。悪化すると膿が出たり、痛みが強くなったりすることもあるのです。こうした症状が出てきたときは、クリニックに相談することをオススメします。
インプラント周囲炎とは、インプラントの汚れによって顎の骨に起きる炎症です。症状が悪化して骨が減ってしまうと、インプラントの撤去が必要になることもあります。
あごの骨に埋め込むインプラント本体(人工歯根)に破損が生じたときは、修理で噛み合わせを整えることが難しいため、インプラント撤去の必要があるかもしれません。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)