公開日: |更新日:
歯ぎしり・食いしばり・噛みしめなどの行為は、インプラントに大きな負担をかけてしまいます。ナイトガードを活用すれば、夜の歯ぎしりからインプラントを守ることができるでしょう。このページではナイトガードについて分かり易く解説します。
寝ている間、無意識に歯ぎしりをしている方は案外多く、ただ自分では気が付かないので、家族から指摘されてから気づくケースがほとんどです。歯ぎしりは歯に大きな力を加えてしまうため、インプラントにも影響を与えてしまいます。だからこそナイトガードというマウスピースが有効なのです。
夜間にナイトガードを装着しておけば、歯ぎしりの力がインプラントに加わりにくくなり、歯を保護できるといった効果が期待できます。寝ているときに装着するだけなので、ナイトガードの装着を習慣化するように心がけましょう。
結論から言えば、歯ぎしりがあったとしてもインプラント治療は可能です。ただし歯ぎしりが軽度なケースであり、顎関節・骨にまで影響をきたしているような中等度・重度の状態あれば、まずは歯ぎしりの治療が優先されます。
歯ぎしりの原因を追究し、そのうえで癖を治すことが大切です。もし歯ぎしりが継続していれば、インプラント治療を行ったとしても長持ちしにくくなってしまいます。そのため歯ぎしりの状態に応じて、インプラント治療が行えるかどうかを判断してもらいましょう。
そもそも中等度~重度の歯ぎしりをするケースだと、インプラント治療よりも歯ぎしり治療が優先されるのは何故でしょうか。それは「上部構造に強いダメージを与える」「インプラント全体がぐらつく恐れがある」「顎関節・骨への悪影響」などが挙げられるからです。
あまりにも歯ぎしりが長く続いてしまうと、インプラント体へのダメージも蓄積し、徐々にぐらつき、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまう恐れもあります。さらにインプラントだけでなく、残った歯にも悪影響を及ぼし、別のトラブルを招きかねません。
インプラントがぐらついたタイミングで歯ぎしりを治しても意味がないので、まずは歯ぎしりを改善することが大切になってくるのです。
歯ぎしりはストレス・歯並びなどが原因と言われており、何度も繰り返し歯ぎしりをするのであればストレス改善やナイトガードの装着を行いましょう。また矯正治療による噛み合わせの調整も検討してみてください。
嚙み合わせは人によって状況が異なり、中には口全体が深く関係しているケースもあります。そのため噛み合わせをチェックし、インプラント治療に最適な状態を整えることが大切です。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)