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「インプラントってよく聞くけど、どんな治療なんだろう?」と疑問を持っている方へ、インプラントの基本的な構造について詳しく解説します。インプラントは主に3つの小さなパーツが組み合わさってできています。この記事では、その3つのパーツの役割やなぜ必要なのかを、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
インプラントは、3つの部品が合わさって、1本の歯の役割を果たします。部品ごとの特徴は下記のようになっています。
インプラントというと、イメージするのはおそらく上部構造の方も多いと思います。ですが、インプラントの素材等で話される場合は、歯の土台となる歯根部分のパーツを指すと覚えておいてください。
インプラント体は、失った歯の「歯根(しこん)」の代わりをするパーツです。多くはネジのような形をしています。顎の骨の中に埋め込み、インプラントを支える土台となります。アレルギー反応が起こしにくい金属である、「チタン」が主に使われています。
アバットメントは、骨の中に埋まっているインプラント体と、口の中で歯として見える上部構造をつなぐ、中間的なパーツです。アバットメントも、インプラント体と同じようにチタンやチタン合金で作られることが多いです。見た目が気になる前歯などでは、歯ぐきから透けて見えにくいように、白いジルコニアという素材が使われることもあります。
上部構造とは、アバットメントの上に取り付けられる、いわゆる「人工の歯」や「被せ物」のことです。材質にはいくつかの種類があり、見た目の美しさや強度、治療する場所(前歯か奥歯かなど)によって使い分けられます。例えば、セラミックは、天然の歯に近い自然な白さと透明感がある素材です。ジルコニアは、硬く丈夫なセラミックの一種です。噛む力が強くかかる奥歯などに適しています。
インプラントの構造を知ることで、治療について質問する際や調べものをする理解が進みやすくなります。より詳しく知りたい、自分にはどんな治療が合っているのか相談したいと思ったら、ぜひ一度、歯科医師に相談してみてください。基本的な知識があれば、先生の説明もより分かりやすくなり、治療の第一歩を踏み出しやすくなります。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)