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ここでは、ミニインプラントについて紹介します。ミニインプラントとは何か?から治療の流れ、メリット・デメリットなどもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ミニインプラントは、入れ歯を固定するために使用されます。インプラントといっても上部構造はなく、直径1.8mmのチタン製のネジを下顎に埋め込みます。そして、ミニインプラントの磁力と入れ歯の中の磁石の力を使って、入れ歯を固定します。
ミニインプラントによる入れ歯の固定を行う流れを紹介します。
まずは、ミニインプラントを使った治療ができるかどうかを判断します。全身の状態や埋入する部分の骨の状態、血管や神経の有無を確認し、ミニインプラント治療の計画や方針を決定します。
2~4本のミニインプラントを下の顎骨に埋め込み、上部の磁性体だけが歯茎から出るようにします。
ミニインプラントが顎骨と結合するまでの治癒期間を設けます。
ミニインプラントが顎骨に定着したら、磁石体入りの専用の入れ歯を製作して装着します。
ミニインプラント治療を終えた後も、定期的にメンテナンスをしながら口腔内の状態を確認します。
ミニインプラントのメリットとして、「切開による痛みや腫れのリスクが少ない」「入れ歯が安定し、ズレにくくなる」「通常のインプラントよりも治療費用を抑えられる」といった点が挙げられます。
ミニインプラントは直径1.8mmほどのため、基本的に歯茎を切開せずに埋入可能。そのため、切開による痛みや腫れのリスクを抑えられるのです。また、ミニインプラントの磁性体と入れ歯内の磁石体が引き合うことで、入れ歯が安定します。
ミニインプラントのデメリットとしては、「下顎の総入れ歯のみに適用できる」「ミニインプラントの埋入で平行性を維持することが難しいため、術者の技術力が重要」「咬み合わせが安定していない場合は適用が難しい」という点が挙げられるでしょう。
また、骨が尖っている場合は、歯茎を開いて骨を平らにする必要があります。全身の状態や骨の状態によっては、ミニインプラント治療を行えないケースもあるでしょう。
入れ歯とインプラントでは、治療内容や費用はもちろん、メリット・デメリットが異なります。そのため、それぞれの特徴をしっかりと理解したうえで、自分に合った治療方法を選びましょう。
当サイトでは、姫路エリアでインプラント治療を行っているクリニック情報をまとめています。クリニック選びのポイントや基礎知識なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)