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インプラント手術のリスクを、手術前・手術中・手術後の3つに分けて、紹介しています。
未成年は顎の骨が発達しきれていなかったり成長過程の場合には歯並びが変わる可能性もあります。インプラントは埋め込んだ後には、変化することはありません。そのため、インプラントの対象外になります。
インプラント治療では体への負担がかかる手術や投薬が必要となるため、妊娠中の場合は母子の安全を考えて断られるケースが多いです。
高血圧や骨粗しょう症などの全身疾患や持病がある場合、手術中や術後のトラブルを考慮してインプラント治療を断られることもあります。
虫歯や歯周病がある場合にはインプラント手術中に口腔内感染が起きることを避けるために治療ができない場合があります。
インプラントを入れるには顎の骨の密度や量がある程度必要となります。そのため、顎の骨が薄かったり少なかったりする場合には治療ができないことがあります。
インプラントの手術ではインプラント体を埋め込むために骨にドリルで穴を開けます。そのため、ドリルで神経や血管・上顎洞などを傷つけるリスクがあります。
下顎には大きな神経や血管があり、傷つけてしまうと唇や頬の感覚が鈍ったりしびれたりする神経麻痺が起こる場合もあります。
中でも血管を傷つけてしまうと出血多量による死亡事故も東京都内のクリニックで発生してしまっています。
歯科用CT撮影を行うことで神経や血管の立体的な位置を確認することができます。
サージカルガイドを使用することでより施術を正確な位置で行いやすくなるため、CT撮影とサージカルガイドの両方を備えた歯科にするのがおすすめです。
上顎の場合には上顎洞があって誤って削ってしまい腫れや炎症を起こすことがあります。その際に骨の神経や血管を傷つけてしまうリスクがあります。
歯科用CT撮影を行うと神経や血管の立体的な位置を確認することができますし、経験のある医師であれば官職で上顎洞を傷つける前に気づくこともあります。
糖尿病・骨粗しょう症・骨密度の低さなどが原因となってインプラント周辺の骨密度が低い場合には結合しにくい状態になってしまいます。また、治療する側の技術力の影響を受けてしまったり手術で使用するドリルの摩擦熱によって骨が火傷のような状態になってしまったりした場合も、骨とインプラントがくっつかないこともあります。
ブラッシングや定期的なメンテナンスで口腔内の衛生管理をしっかりと行っていない場合には、歯周病菌が増えてしまってインプラント周囲炎を引き起こす一因になってしまうことがあります。
インプラントは天然の歯よりも炎症に対する抵抗力は低くなってしまいがちです。自覚症状が出にくいため、気づいたら重症になっていたということも多く、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。そうならないためには、日頃からメンテナンスをこまめに行っておきましょう。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)