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インプラントには、スクリューリテインとセメントリテインがありますが、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
このページでは、スクリューリテインやセメントリテインについて、メリット・デメリットをそれぞれ紹介しています。
インプラントを検討している方やスクリューリテイン・セメントリテインの違いや特徴について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スクリューリテインは、人工歯の新しい様式のことを指し、スクリューと呼ばれるネジで締めて人工歯をインプラントに固定する様式を指します。メリットとして、ネジでとめていることから、人工歯が外れることがありません。
また、ネジが緩んでも簡単に締め直すことができ、セメントを使用しないことからセメントの厚みを考慮した噛み合わせを調整する必要がなくなります。更に、人工歯根から歯肉縁までの立ち上がりの豊隆は、スクリューリテインの仮歯の時のみ調整が可能といったようなメリットがあります。
スクリューリテインのデメリットとして、ネジ山が人工歯の表面が出てしまうことから、審美性に欠けてしまいます。
また、ネジ山の部分の噛み合わせの調整が厳密にできないなど、審美性や機能面でのデメリットがあります。
セメントリテインのメリットとして、ネジが外部に出ないことから、見た目が非常に良くなり、審美的に仕上げることができます。
また、精密仮歯や最終の歯の調整の際に取り外しが簡単であり、噛む面にネジ山が一切出てこないことから、噛み合わせの厳密な調整が可能になります。
セメントリテインのデメリットは、人工歯根と土台はネジで固定されていることから緩むことがあります。ネジが緩んだ場合、土台と人工歯根を合着セメントで接着していると、外すことができないことから一度破壊し、ネジを締めた後に再度作り直す必要があります。
仮着セメントの場合は、人工歯を壊すことなく取り外すことができますが、簡単に取れてしまうことや反対に取れて欲しい時に取れないといったトラブルが起こる場合があります。
また、器具を外すためのノブが人工歯についていることが多いため、舌感が悪くなるといったデメリットもあります。
このように、スクリューリテイン・セメントリテインそれぞれにメリット・デメリットがありますので、双方の特徴を加味しながら検討するようにしましょう。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)