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インプラント治療を受けた方でも、ブラッシングやフロスが欠かせません。インプラントは人工の歯ですが、天然の歯と同様に日々のケアが重要です。この記事では、インプラントとフロスの関係や、正しいケア方法について解説します。
インプラントは天然の歯とは異なり、虫歯になる心配はありません。しかし、歯周病やインプラント周囲炎を防ぐためには、ブラッシングだけでなくフロスも重要です。歯ブラシでは届かない部分、特に歯と歯の間にたまった歯垢はフロスでしっかりと取り除く必要があります。
実際、歯磨きだけでは歯垢が完全に取り除けないことが多く、フロスを使用することで歯垢除去率が向上するというデータがあります。これは、口腔内の清潔さを維持し、インプラントを長く健康に保つために欠かせないポイントです。
インプラント治療後、適切なケアを怠ると、以下のようなリスクが発生します。
インプラントの寿命は、一般的に10年から15年とされています。しかし、適切なメンテナンスを行えば、20年以上使用できるケースもあります。しかし、フロスやブラッシングを怠ることでインプラントの周囲に歯垢や歯石がたまり、炎症を引き起こす原因となります。
不十分なケアが原因で、インプラント周囲炎に罹患するリスクが高まります。インプラント周囲炎は、歯周病菌が増殖し、歯槽骨が溶けてしまう病気です。この結果、インプラントが不安定になり、最悪の場合、抜け落ちる可能性もあります。溶けた歯槽骨は元に戻らないため、早期に予防しなければいけません。
インプラントを長持ちさせるためには、日常的なケアが必要です。ブラッシングとフロスを併用することで、口腔内の清潔を保つことができます。ここでは、インプラントに適したフロスの種類や使い方について説明します。
フロスには、主に以下の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、使いやすいものを選びましょう。
フロスの使い方にはコツがあります。まず、適切な長さ(約40cm程度)をカットし、両手でしっかりと持ちます。そして、歯と歯の間にやさしく入れ込み、歯垢を取り除きましょう。強くこすりすぎないように注意し、歯茎を傷つけないようにすることが大切です。
インプラントを長く健康に保つためには、日常的なケアと専門的なメンテナンスの両方が欠かせません。以下のポイントを守ることで、インプラントの寿命を延ばすことができます。
これらのケアを日常的に行うことで、インプラントの健康を維持し、その寿命を大幅に延ばすことが可能です。
インプラントを長持ちさせるためには、ブラッシングだけでなくフロスの使用が不可欠です。特に、歯と歯の間の汚れを効果的に取り除くためにはフロスが大きな役割を果たします。インプラント周囲炎などのリスクを防ぐためにも、日々の口腔ケアをしっかりと行い、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
DENTISTS
※姫路市内のインプラント対応歯科を調査し、公式HPでインプラントメーカーを明記、麻酔に関して静脈内鎮静法をとっている歯科のみを紹介しています。(2020年12月1日時点)
※治療費用はインプラント1本分の価格を公式HPから算出したものとなります。
※インプラント治療の費用・期間について
インプラント治療の平均的な費用は1本当たり30~40万円ほど、治療にかかる期間は平均で7ヶ月~13ヶ月とされています。費用・期間とも、個人の健康状態や、クリニックの体制によって異なるので、詳しい情報はクリニックに直接お問い合わせください。
※副作用について
インプラント治療のリスクとして、インプラント周囲炎や、金属アレルギーが発症することなどが考えられます。 また、持病などの状態によっては、治療を受けることによって合併症を惹き起こす可能性もあります。不安や懸念点がある方、詳しく知りたい方はクリニックへご相談ください。
※インプラント治療について
治療内容や治療に使う医薬品・医療機器は医院・クリニックによって異なります。各院・クリニックのインプラント治療で採用している医薬品・医療機器の中には、厚生労働省未承認のものを使用している場合があります。費用相場・治療期間・回数、リスクや副作用なども治療内容によって異なります。保険適用の有無をはじめ入手経路、諸外国における安全性、同一性能を有する国内の承認医薬品等の有無、副作用・リスクなど、詳しくは各院・クリニックに直接お問い合わせください。
参考:インプラントネット(https://www.implant.ac/cost/#link01-1)、ストローマンインプラント公式(https://straumannpartners.jp/medical/implant/flow/)